慢性腰痛

こんな腰の痛みでお悩みではありませんか?

  • 長年つらい腰痛に悩まされている
  • 仕事や趣味に支障が出るくらい腰が痛い
  • 朝起きる時、腰が痛くてなかなか起き上がれない
  • 気がつくと腰に手が行っている
  • 腰が痛いので、何をするのもおっくうだ

慢性腰痛とは

3か月(または6か月)以上にわたって腰の痛みが続く状態をいいます。
一般的な慢性腰痛では、過度の運動や仕事などで筋肉が硬まり、腰の痛みがずっと続いている場合が多いですが、近年では心理・社会的要因(ストレス)が強く関係している場合が非常に多く存在します。
何らかのストレスがある場合、ストレスによって痛みを抑える機能(生まれつき人や動物に備わっているもの)がうまく機能しない状況に陥っている場合があります。ストレスから目をそらして、身体の治療ばかり試しても期待通りの結果がなかなか得られません。
ストレスが原因となっている慢性腰痛の人は痛みに対して間違った考え方を持っている場合がしばしば見られます。ですので、痛みに対する認知を変えて、痛みにとらわれない考え方を身につけることが大切です。

痛みと身体の関係

痛みには、「筋肉」や「神経」、「脳」が関わっています。

例えば、腰痛があるため、もしくはつらい痛みへの不安から長い期間、身体を動かさずにかがめたりなどの不自然な姿勢を続けていると、筋肉が硬直して腰痛を長引かせることになります。
また、ストレスや不安、抑うつなどの心理的な要因が、痛みを長引かせることもあります。痛みの感じ方は、人によってそれぞれ異なりますが、心理状態や環境によって大きな影響を受けることが知られています。
慢性腰痛には複数の要因が関連していることが多いため、日常生活を含め原因を整理したうえで、適切な施術法を選択していくことが重要になります。

よくある腰の痛みの循環について

身体の歪みがもたらす痛みの循環とは

痛みの循環の始まりは、偏った身体の使い方や転んで身体の側面を打ったことなどのきっかけが原因です。それによって腰の深い場所にある筋肉(深層筋、インナーマッスル)に異常な緊張が生じます。すると痛みのある部分をかばった姿勢を取るようになったり、負担を避けるための動作を繰り返したりします。その結果、身体のバランスに歪みが生じます。
その身体のバランスの歪みにより新たな深い場所筋肉(深層筋、インナーマッスル)に大きな負担がかかり、最初に痛みのあった深い場所にある筋肉(深層筋、インナーマッスル)は硬くなってさらに損傷が増えてしまいます。これらの損傷は、深い場所の筋肉(深層筋、インナーマッスル)の異常な緊張を再度引き起こして痛みの循環が始まるのです。

心身的なストレスがもたらす痛みの循環とは

もう1つは、ストレスによる痛みの循環が起こる場合です。近年では、技術の高度化などで、便利で快適な生活ができる反面、管理社会、競争社会、高齢化社会など社会的な原因によるストレスであふれています。これらのストレスは、不安・怒り・情けなさ・悲嘆・抑うつ・自責の念などさまざまなネガティブな感情から生み出されます。
循環の始まりは、身体の歪みと同じです。ですが、ストレスが加わると交感神経や運動神経を緊張させて、深い場所筋肉(深層筋、インナーマッスル)の異常緊張が再び引き起こされます。
すると、血行障害から酸欠により、腰痛が繰り返されるという悪循環が始まります。